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最終更新日 2021.04.23

学部・学科別の就職対策

農学部の学生の就職事情と就活で成功するコツを大公開

農学部の学生の就職事情と就活で成功するコツを大公開
農学部は就職が厳しい、と言われることは多い。その主な理由は、彼らが目指す就職先が化粧品や食品などの倍率50倍越えが当たり前のメーカーとなっているためだ。これらのメーカーは理系でも内定することが難しい。

しかし、視点を広げてみれば、JA農協や飼育員など、農学部で学んだことを生かせる就職先は他にも多くある。

この記事では、そんな農学部の学生が置かれている状況や内定しやすい就職先について解説したのち、人気企業に入るための就職戦略についてお伝えする。

この記事を書いた人

竹内 健登

Kento Takeuchi

東京大学工学部卒。大手一流ホワイト企業の内定請負人。就活塾「ホワイトアカデミー」を創立・経営。これまで800人以上の就活をサポート。塾はホワイト企業内定率100%を誇り、ホワイト企業の内定が出なければ費用を全額返金する返金保証制度が好評。2019年に『子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法』(日経BP刊)を出版し、「親が子育ての集大成である"就活"に臨む際の必読書」、「これができれば本当に一流企業に内定できる」と話題。塾のYouTubeチャンネルではホワイトな業界の紹介や大手企業の倍率、ESの添削を公開するなど塾の就活ノウハウを一部紹介している。

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCm1vSnSBj7kksfi8GIBnu0g

農学部の就職事情

農学部の就職事情について
まずは農学部の就活事情についてまとめておこう。

就職率は悪くない

ユニブプレス によると、農学部系の全体の就職率は89.4パーセントとなっており、決して悪い数字ではない。

また、大学通信ONLINE によると、理系農学部に絞ってみると、その数値は以下のように95 %を超えることも多いため、就職率は悪くないと言える。

大学名就職率
明治大学95.0%
近畿大学95.0%
神戸大学96.5%
新潟大学97.2%

なぜ就活で不利と言われるのか

それにもかかわらず、農学部生が就職で不利であると言われるのは、学部別の平均年収ランキングで平均以下となっているからである。

DODAの学部別平均年収ランキング では、20代においては全体の平均年収が357万円であるのに対し、農学部の平均年収は332万円となっている。

また、30代においても、全体の平均年収が452万円であるのに対し、農学部の平均年収は423万円となっている。

なぜこうなるかといえば、農学部卒の学生は待遇の良い人気企業や大手企業に内定することが難しいからである。特に、文系の農学部(食料政策・環境政策等)は人気企業に内定できる確率は低いので注意が必要である。

これらの点から農学部は、「就職先を選ばなければ就職はできるが、待遇の良い先や人気の就職先を選ぼうとすると就職はしにくい学部である」と言える。

農学部出身者からの進路に多い10の就職先

おすすめの就職先
農学部から自身の専門性を活かして就職しようとすると、以下の10の就職先が選択肢として挙がる。なお、平均年収については東洋経済の業界地図からや就職四季報、その他openworkなどの情報から40歳時点でのものを掲載している。

①食品業界(平均年収631万円)

農学部では食べ物について学ぶことも多いため、健康食品、加工食品、冷凍食品、飲料などを扱う食品業界には、学んだことを生かすことができるという点で志望がしやすい。

市場動向としても、最近の健康食ブームや企業同士がコラボ商品をするなどの動きが国内では起こっているし、海外ではアジア圏を中心に日本食市場が伸びてきているため、安定かつ将来性のある業界となっている。

ただし、この業界は選考の倍率が100倍以上となっていることがザラなので、しっかりとした対策をしないと、内定するのは難しい。

関連記事:食品業界についての記事

なお、食品業界における農学部出身者の活躍の場は主に4つあるので、ここからはそれについて具体的に説明する。

研究職


研究職の中でもいくつか分類がある。


  1. 新しい食品の開発に関係する発見を探す基礎研究

  2. 実際に販売される商品の味や形、香りを研究する製品開発研究

  3. 製品を実際に作るときに必要な技術を研究する技術研究



いずれも研究所に勤務し、日夜研究することになる。

とはいえ、この研究職は理系の中でかなりの人気を誇っている上に、採用数が1企業あたり例年3名程度となっている例も多いため、倍率が50倍、100倍となることも珍しくない。結果的に、上位校の大学院卒ばかりが就職しているのが現実である。

製造技術職


製造技術職は、作業員の勤務の管理、また工場の生産ラインにある機器などの設計やメンテナンスを行う。

これらの業務の幅広さは就職先によってまちまちだが、基本的には工場で生まれる商品を効率よく、低コストで、安全性を保って生産するための仕組みづくりを行うのが仕事である。

具体的には、アルバイト・パートの方と一緒に、どのような機器をどう置けば良いのか、人員配置はどうすれば良いのかなどを考えることになる。また、経験を積んで役職が上がっていけば、工場での製造体制を考えるだけにとどまらず、会社全体の生産体制を考えることも多い。

この製造技術職は、責任重大な仕事だが、「現場で実際に食べ物とかかわりたい!」という人には向いていると言える。

品質管理職


品質管理職の仕事は食品の品質を検査し、安全性について管理するものだ。具体的には、工場で生産された商品の品質を、国際的に推奨されているHACCP(ハセップ・ハサップ)という方法に基づいて、農薬残留量・病原菌などの危険因子がどうなっているかを検査し、管理する。

検査の過程で万が一不良品があれば、工場のどの段階で問題が発生したのかを調査し、関係部署へ報告し、改善策を提示する。製品出荷前の最終確認をすることもあるから、背負う責任は重いと言える。

しかし、お客様に食品を届ける最後の現場に立ち会えるので、そのぶんやりがいも大きいと言える。

営業職


食品メーカーが食品を消費者に販売する際には、基本的にスーパー、コンビニにとどまらず、レストランなどの流通業者を介している。そのため、それらの流通業者に自社の商品を置いてもらえるよう、営業活動を行う必要がある。

スーパーなどに訪問し、商品の陳列方法や店頭で貼るポップ、商品の広告方法なども提案しながら、お店側と交渉して自社の商品を置いてもらえるようにするのが営業職である。

営業職が最も採用人数が多いが、文系学生との競争になるため、こちらは大手企業だと倍率100倍越えが普通となる。生半可な覚悟では内定できないので注意したい。

②製薬・化粧品業界(それぞれ平均年収814、659万円)

農学部で学んだバイオサイエンス・生物などの知識を最大限に活かす場合、製薬・化粧品業界がおすすめと言える。製薬・化粧品業界にも食品メーカー同様、研究職が存在する。しかし、研究職につくのは相変わらずかなりの難関だ。

加えて、もしあなたが製薬会社・化粧品会社の研究職以外の職種(MRや臨床開発)を希望するのであれば、「なぜあなたは薬学部じゃないの?」と面接で聞かれてしまう可能性もあるので、志望動機を明確にしておく必要があると言えるだろう。

③農業協同組合(JA)(平均年収400~900万円)

34の都道府県の組合本部から形成されている農業協同組合は、金融から共済事業、地域のガソリンスタンドまで、様々な事業を行っているが、その中で農学部出身者が多いのは、「全国農業協同組合連合会(JA全農)」の中でも外国と提携して農業の技術開発をしたり、農業技術の指導をする部署だ。

ちなみに、JA全農の組織は、国内だけでなく海外も勤務先となる全国コースと、各都府県の地域に密着して業務を行う県域コースとに分かれている。コースによって携われる仕事はかなり異なるので、事前にどのような業務があるのかをチェックしておいたほうが良いだろう。

④飼育員(平均年収268万円)

農学部の中で、畜産学や動物生態学などを専攻していた人がその強みを活かせるのが飼育員だ。仕事内容としては、動物・生き物の世話をするだけなく、動物のショーや、園内のガイド、掃除といったかなり広いものになっている。

また、動物園や水族館に人が多く訪れるのは土日祝日などの休日であるため、必然的に取れる休日はイレギュラーなものになる可能性が高い。それでも、「魚が好き!」、「動物と触れ合うのが好き!」という方であれば、こういった職場で働くことを考えてみるのも良いだろう。

なお、実際に飼育員になるためには、「学芸員」の資格を取得していることが条件になる場合もあるので注意すること。

⑤大規模農家(ファーム)

「農業に携わりたい!」という人にオススメなのが「ファーム」「大規模農家」だ。業務内容としては、農作業のほか、農園にきたお客様への対応や、生産過程の進捗管理など、幅広い業務を行うことになるだろう。

「農業に休みはない」とも言うが、農場によっては年休が120日近くになる農場があったり、ファームによっては一般企業のように長期休暇をもらえるところもあるので、「農業、休みなんてないんでしょ……」と思っているならまずは話を聞いてみることが一番早いと思う。

⑥種苗メーカー(平均年収633万円)

全国の田畑で栽培される野菜や花木の元である種子を研究、育成し、売り出すのが種苗メーカーだ。サカタのタネ(平均年収705万円)やカネコ種苗(平均年収560万円)が有名であるが、どちらも採用人数が約20名となっているため、非常に高倍率となっている。

種苗メーカーで農学部出身者が活躍できる場所は主に2つある。

1.研究職


品種改良で、より病気に強く、育てやすく、美味しい品種を作り出すのが研究職だ。今までにないような新技術を開発する基礎研究と、過去の技術の実用化を模索する応用研究との2つに分かれる。

バイオを研究してきた大学院生が就ける可能性があるが、選考は非常に難関である。

2.育種


農学部出身者に人気の職業で、様々な素材を交配させて新たな品種を誕生させるのが育種家の仕事だ。

ただ品種改良して業務終了、ではなく協力してくれる農家さんのもとで試験栽培に同行し、生育状態や味など調査する。畑や田んぼ、ビニールハウス内など、実際の農業現場で働くことができる点が魅力の一つだ。

最近では、デザイン育種(マーカー育種)という効率的な育種方法への注目も集まっており、DNAマーカーやゲノム編集といったバイオテクノロジーの専門的なアプローチが盛んに行われている。

⑦観葉植物のデザイン・レンタル関連の企業(平均年収300万円前後)

「オフィスに観葉植物を配置して、心安らぐオフィスにしたい!」……というようなニーズに応えて、最近は観葉植物を貸し出しする企業が増えてきている。こちらはいくつかの業務に分類することができるので、順番に見ていこう。

1.グリーンコーディネーター


グリーンコーディネーターは、イベント会場やオフィス、ホテルなどから依頼を受けて、依頼先の要望をきちんとくみ取りながら、それに見合う植物を選び搬入し装飾する人のことを指す。観葉植物を用いてインテリアデザインや演出を行うのが主な仕事だ。

もともとこれらの仕事はフラワーショップや園芸店が行っていたが、植物演出に関する企画の提案や展示のセンスなど、より専門的な技術が求められるようになってきたため、植物について高い専門性を持つ人々がグリーンコーディネーターとして活躍できるチャンスがどんどん広がっている。

最近は、屋上緑化やエコ、ロハスなど、緑を中心としたイベントも増えていますから、グリーンコーディネーターの需要は確実に増えていると言える。

植物についての専門知識とデザインセンスが問われる仕事なので、大学の農学部などを出て、植物のリース会社など植物を扱う会社に就職する流れが一般的と言える。

経験を積むと、リース会社から独立し、フリーランスで独自に活動する人も多くいる。積み上げた経験や能力、知名度によって収入は大きく変わるが、高年収を望むのであれば独立して成功を目指す必要があるだろう。


2.グリーンコーディネーターに必要な資格・向いている人は?


グリーンコーディネーターになるために必要な資格は特にはない。しかし、グリーンコーディネーターを目指すのであれば、①植物が好きであること、②植物の専門知識があること、③デザインセンスがあることが前提となる。

もしあなたが植物に関する知識を深めたい場合は、国家資格である「園芸装飾技能士」や「フラワー装飾技能士」資格を取得すると効果的だ。可能であれば園芸店などでアルバイトをすることで、より実践的な知識・技術も身に付けておくとよいだろう。

また、大きな植物を車で移動するため、普通自動車免許は取得しておくべきだろう。大きな植物や重い鉢などを自力で搬入、搬出する必要もあるので、体力に自信がある人にも向いている職業だと言える。

さらにはお客さまのニーズを正確に汲み取るためのコミュニケーション能力、オフィスから外構までの広い範囲をデザインする能力を持っている人だとなお良い。

営業職


営業職は、お客様が希望するコストや求める雰囲気に合わせて観葉植物のレンタルを提案する。取引先は、オフィスやホテル、レストラン、ショールームなどで、ときにはイベントでのレンタル希望もありますから、様々な人々と関わることができるだろう。

取引先へ植物の配置などの提案も行うことができますから、単なる営業とは異なる達成感を得ることもできるだろう。

メンテナンススタッフ


メンテナンススタッフは、取引先を定期的に訪問して、貸し出した観葉植物の世話、また枯れてしまった植物の引き取りなどを行う人だ。

多くの植物レンタル会社では、植物の世話まで含めてレンタルしている企業が多いので、水やりや選定などの業務をメンテナンススタッフが行っている。

ときには取引先から「もう少し緑を追加したい!」などと言われることもあるので、その際にはどんな品種が良いかを提案するための植物に関する知識が求められるだろう。

⑧農薬などを開発する化学工業や肥料メーカー(平均年収763万円)

農芸化学系の学科で学んだ知識を活かすなら、農薬や肥料を作るメーカーに就職する、というのも選択肢の一つだ。

農協や農家で求められている肥料・農薬をもとに、新たな商品を開発する研究職、園芸店・ホームセンター・農協などへ自社製品の売り込みをかける営業職などがある。

この辺りの職種の分かれ方は、食品メーカーと似ているが、化学工業や肥料メーカーも倍率が100倍を超えることが多くあるのでしっかりとした対策を打っていく必要がある。

⑨土木系建設会社・コンサルタント(平均年収800万円前後)

農学部で土木や測量について学んだ人は、土木系の企業にも進路が開かれている。いわゆる土木系のゼネコン(建築会社)や建設コンサルティング会社などがこれに該当する。

ゼネコンで思い浮かぶ企業として、大成建設や竹中工務店、長谷工などがあるはずだ。ただ、これらの企業はかなりの難関なので、実力がないとなかなか内定はもらえないだろう。

建設コンサルティングの場合には、一般工事の計画・設計だけではなく、農業用地や用水路の整備計画・設計を行う場合があり、これには一般土木とは異なる知識が必要なので、農業農村整備を専門とするコンサル会社があったり、大手コンサル会社の中農業農村整備部門を独立した部署としておいている場合もある。

どちらの進路も高年収だが、その分選考難易度が高いので一筋縄では行かない。

⑩公務員(平均年収400~600万)

「公務員」と聞くと文系大学生の就職先、というイメージがあるかもしれないが、農学部からでも公務員になることは可能だ。農学部から公務員を目指すなら、農林水産省や国土交通省、環境庁、また地方公務員として各都道府県で働くことが選択肢としてありうる。

たとえば農林水産省では、農業全体の支援を行う仕事や農地整備、農業経営のサポート、食糧生産の確保や農地・灌漑の整備を行う「農学土木職」など、大学での学びを活かせる場所はかなり手広いと言えるだろう。

中でも「林野庁」では、森林を守り育てる事業に携われる可能性があるので、環境保護に興味を持つ学生にとってはこの上ない就職先だ。

一方、「国土交通省」であれば、河川や道路などのインフラの整備を行う。これ以外にも、教員免許を持っていれば、農業高校の教師という選択肢もあるので、公務員としての進路は幅広いと言えるだろう。

なお、地域によっては、公務員試験を受けなくても特別枠として働ける可能性がわずかにあるので、情報収集をしておくことが重要だ。
ただし、地方自治体によっては「現業職」と呼ばれる公務員が飼育員として配属されることになっていることもある。その場合は、公務員試験の受験資格が高卒以下限定となっていることが多い。

大学や専門学校に進学することによって、公立での水族館・動物園の飼育員になる資格を失なう可能性があるので気をつけてほしい。

農学部での学びを生かそう

大学での学びを活用しよう
以上、本記事では農学部からよくある就職先について紹介した。農学部の専門性を活かして活躍できるフィールドは多くあるので就活には自信を持って欲しい。

とはいえ、人気企業に内定するためにはいくつかのコツが必要だ。自己PRや企業研究に力を入れるのは当然であるが、そのやり方がわからないという方はホワイトアカデミーにきてもらえれば、志望業界の先生の二人三脚で人気企業の内定を目指すこともできるのでぜひ検討して欲しい。

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